御坊山古墳

6世紀中心に築造された陶器千塚古墳群で主墳とされる全長30mの唯一の前方後円墳。古墳群に横穴式木芯粘土室という特異な埋葬施設をもつことから、陶邑窯跡群との密接な関連が指摘されています。

陶器千塚(とうきせんづか)古墳群は6世紀を中心に築造された古墳群で、約50基の小古墳により構成されていましたが、現在では約10基を残すのみです。古墳群には横穴式木芯粘土室という特異な埋葬施設をもつ古墳があり、この施設が須恵器の焼成窯と同様な形態であることから、国内有数の須恵器生産地である陶邑窯跡群(すえむらかまあとぐん)との密接な関連が指摘されています。
全長30m、後円部径17m、前方部幅20m、前方部高4mの古墳群では確認されている唯一の前方後円墳で、主墳に位置づけられる古墳です。前方部が後円部径より広がる形態の前方後円墳で6世紀に築造されたと考えられます。埋葬施設は明らかでありませんが、前方部側の調査では周濠をもたないことが分かりました。

所在地

堺市中区辻之1622

アクセス

泉北高速鉄道「深井駅」下車、南海バス「東中学校前バス停」下車

その他

府の史跡に指定

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