石津太神社

17世紀中頃に建てられたという本殿2殿、馬道が二つある拝殿、市内最古のひとつ一の鳥居、二の鳥居は市指定有形文化財。都市部の緑豊かな歴史的空間で、12月の火渡りの神事「やっさいほっさい」が有名です。

北本殿・南本殿・拝殿・一の鳥居・二の鳥居は堺市指定有形文化財で、本殿は屋根のかたちを流造(ながれづくり)、春日造(かすがづくり)と違えていますが、破風(はふ)などで装飾をおこない正面から見ると全く同じ形としていることが大変特徴的です。17世紀の中頃に建てられたと考えられ、同時代の本殿が2殿とも現存し拝殿は馬道(めどう)という通路が二つある珍しいものです。
一の鳥居は石造の鳥居で寛永19年(1642年)の銘文が柱に刻まれていることから建てられた年代がわかり、市内で最も古い鳥居のひとつといえます。二の鳥居にも銘文があり、神社境内の変遷や建設に関わった人々を知ることができます。本殿・拝殿・鳥居という江戸時代の神社境内の構成要素がよく残り、都市部の中では緑豊かな歴史的な空間として貴重です。
12月14日には108束の薪を神前で焚き、火渡りの神事「やっさいほっさい」が行われますが、薪の燃え残りを家に持ち帰ると厄除けのまじないになるといわれています。

所在地

堺市西区浜寺石津町中4丁12-7

アクセス

南海線「石津川駅」下車、阪堺線「石津駅」下車

お問い合わせ

施設名

石津太神社

電話番号

あなたは旧式のブラウザをご利用中です
このウェブサイトを快適に閲覧するにはブラウザをアップグレードしてください。